色があせてしまった黒石
黒の石は、建立時ピカピカでとても綺麗で高級に見えるのですが、大将はお勧めしません
理由は、写真写っている
縦になっている面と横になっている面
これ同じ石の写真なのですが、横になっている面が、長年の風雨にさらされ、強烈な太陽の光・紫外線にあたって劣化して
色あせてしまって黒でなく白っぽくなってしまっています
黒石は、とても硬くて全部外して工場で再研磨をすれば、また真っ黒のピカピカ面にもどります
その費用は、外して組み直し工場研磨などとても手間が掛かりますので、お墓を新しく作るより少しだけ安いぐらいになります
と言うことで、10年から20年の定期的に墓石再研磨をする覚悟のない方は、お勧めしません!
また、真夏の太陽に照らされての熱膨張に耐えられなくなり、ヒビ割れが発生している例も多々あります
これは、お墓を作る時に見えないか、見落とした細かいヒビが成長していくと考えられます
黒石は、とても硬いけど、粘りがありませんので、このように突然ヒビ割れてしまうこともあるようです
石は、硬いだけでも良い石とは言えません
天下の銘石と言われている庵治石でも、それよりもっと硬い石はたくさん存在しましす
庵治石のすばらしいところは、硬い石であるにもかかわらず、粘りも有り細かい加工もできる
相反する性質を持っているところと、何年経っても色あせなどなく、綺麗な石目が見られるところではないかと思います
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