最近、中国のいろいろな偽装問題がニュースになっていますが、お墓に使われている石も例外ではありません
中国のAG98を国産の大島石と販売したり
中国のK12を九州産天山石と販売したり
という話しは、以前からちょくちょく聞いていました
これを防ぐには、石の産地証明書です
採掘している山の証明書なら、まずその石は本物と思います
しかし、最近見かけるのは、一部偽装です
お墓全体は天山石なのに、前置きの香炉の部分だけがK12と言う例や、中国石なのですが、蓮台部分が別の石というのも見かけました
これは、素人さんには見分けがつきません
信頼できる石屋を探すしかないですが、値引きをたくさんしたり、他社よりはなれて易い場合は心配です
次に見分けがつきにくいのが、製造偽装です
最近では、中国加工が、あまり良くないと言う事をお客さまが、インターネットや実際にお墓を色々見られて調べたりして勉強していることを逆手にとって
国内加工ですとか、自社加工ですなどと、嘘を言って販売している石屋が多々います(自社加工は、証明書などがなく嘘をついたとしてもばれにくい)
市営墓地などで、禁止されているのに営業活動をしている石屋に多く見られます
禁止されているのを分かって営業をしているのです 売れればなんでも良いというスタイルですのですので、分からないからと言って、詐欺ですね
見分けるポイントを大将が説明します
先ずは、国内加工の証明書があれば、まず問題ありません
お墓や展示場で見分けるポイントを大将が写真で解説!
ぎんなん面加工です お墓の角の部分がモコモコと加工してあります 国内加工ですと面玉飛び出るぐらいの価格になり庵治石やよほど贅沢に予算を使える場合で無いとしません
香炉の内部までが、磨いてピカピカになっている 内部までは国内では磨くことはしません
花立てのツバが石で作ってあり、内部まで磨いてある
石の湯飲みが、内部までピカピカに磨いてある
上記の加工のお墓が、通常価格であって、1つあれば、中国加工と疑われる 4つとも当てはまったら、それは間違いなく中国加工でしょう!
お墓の展示常や、施工したお墓を見せてもらって、この写真のポイントをチェックしてみて下さい
それでも、国内加工や自社加工というのなら怪しい石屋です
そんな詐欺まがいの石屋に騙されないように、注意して下さい
それでも分からないときには、大将に相談して下さい
追記 大将が石材卸商社や材料屋に自社加工について、聞いてみました
①石屋の材料屋(砥石やダイヤの刃の卸会社)
大きな原石からお墓全部の自社加工は、産地意外でそんな店あったかなー?
②石材卸商社(原石や製造したお墓の卸会社)
石の産地岡崎でも、とても少なくなってきています
産地意外では、原石を取って、お墓を自社加工をするところしりません
外柵基礎石を自社で、磨き作っているのは、高木さん他数社しか知りません