お墓を建てる時の仕上げで、使う道具に目地コテがあります
外柵基礎石を組んだ時に、隣との隙間をセメントで仕上げたり、古いお墓に、セメント目地を入れるときなどに使います
この、目地コテ 大将の自作です
鉄筋棒を、火の中に入れて、たたいて伸ばして、形を作ります
昔の職人は、正月明けに必ずこれをやって、ノミや目地コテを作っていたのですが、今では、鉄のノミは、あまりたたきません
タンガロイが先に着いた超硬ノミで石をたたきます
今では、必要なときに、目地コテなどを自作するようになりました(夏は暑いのであまりしない)
鍛冶屋さんのようには出来ませんが、やり方を親父から教えてもらって、作っています
だいぶ良い形になってきました
最後に、焼き入れをするために先が赤くなるまで、熱します(本当はコークスを使いますが、面倒なのでたき火で代用)
硬いばかりでは折れてしまうので、適度の粘りが必要になります。その見極めが肝心で、石も同じように硬いばかりで、粘りのないもろい石もあります
銘石と言われている石は、そのバランスが絶妙なのです
焼き入れをして、完成しました
今回は、三本作りました
同じように見えて、微妙に角度と厚み・幅を変えて作っています
この中で使っていくうちに、名機になる目地コテがあると良いのですが、使ってみないことには分かりません
本当の職人は、自分専用の道具を持っています
たとえそれが、買った物でも自分用にカスタマイズしているのが、職人の道具です
週末は、台風です工場の物が飛んでいかないように、押さえて台風に備えます
来週は、晴れて欲しい!
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