遠方からのお問い合わせで、納骨がやりにくいと墓誌の名入れの依頼をいただきました
納骨をしやすいように、お墓を回収してリフォームさせていただく事になりました
このような、納骨が出来ない依頼は近年とても多くなっています
河渡墓地は、巻石の施工が良くないので、お墓建立やリフォームで、必ず補強工事が必要になりますので、工事の進行と一緒に説明します
岐阜市河渡墓地でお墓リフォーム工事開始 基礎コンクリート
お墓を小型クレーンを使って全部回収
お墓を工場に持ち帰り、納骨穴などリフォーム加工をしますので、小型クレーンを使って回収します
河渡墓地は、綺麗に区画整理されているので、小型クレーン等が入りやすく工事が安全に出来るので助かります
お骨もありましたので、丁寧に拾い上げさせていただきました
墓誌は、始めは回収しない予定でしたが、触ったらグラグラであまりにも、悪い施工なので、とりばずして施工し直す事にしました
ご覧のように、墓誌の施工は、土の上に1cmぐらいの厚みのモルタルを左右に少しだけ、モルタルとの接着も外れてしまい墓誌全体がグラグラの状態でした
墓所の囲いの高さまで土を堀ります
基礎コンクリートをするために、囲いの高さまで土を掘ります
前の方の区画は、しっかりとした砕石が入っていますので、とても硬いので、スコップは使えませんので、バリカキとクサミを使って少しずつ回収しました
河渡墓地は巻石の内側に、20cmずつ前後に基礎コンクリートがしてありますので、底まで掘ってあります
土掘りが完了しました
角の金具をステンレス金具に取り替えました
角のセメントを外します、手で外しても良いのですが、手だと強すぎて巻石まで外れてしまいますので、ハツリ機で慎重にハツリます
錆びてボロボロの金具が出てきました
河渡墓地は金具はしてあるのですが、押さえてあるコンクリートもほぼ砂のような粗悪なコンクリートなので、鉄の保護にはなっておらず、このように錆びてしまっています
また、鉛を使ったアンカーなので、ネジがあまり効いておらずに、手で引っ張るだけで外れてしまいます
アナが使えないところは、ドリルを使って穴を空け直します
ステンレス金具に取り替えました。上にあるのが元の金具です
河渡墓地は、このように全部の角の金具を交換しないと、前後の巻石が外れてしまいますので、この工事は、必ず必要になります
当社では、工事途中で巻石が外れそうな場合には、必ず補強工事をします
河渡墓地は施工が悪いので、墓地管理人さんから相談を受けたときに、新規建立やリフォーム工事の時には必ず、石屋さんに補強工事をやってもらってくださいと、伝えてありますが、それでもなにもしない石屋さんが、多々あるようで、巻石が外れているからどうすれば良いと相談を受けています
仕事を依頼されてるのに、この金具見て見ぬ振りをするなど、高木石材では考えられません
河渡墓地では、必ずこの補強工事が必要になります
石マスと墓誌の補強石を組んで鉄筋を組みます
石マスと墓誌の補強石を組みます
墓誌は、やり直す予定がありませんでしたので、工場に行って補強の石を取りに行きました
工場に予備で作ってあったので良かったです
鉄筋を組んで基礎コンクリートを打ちます
バイブレーターでしっかり空気を抜いて強い基礎コンクリートを作ります
バイブレーターでしっかり空気を抜いて強い基礎コンクリートを作ります
このバイブレーターをかけると、コンクリートの中の空気が出でより密度の高い丈夫なコンクリートが出来ます
小手で押さえて、基礎コンクリート工事の完了
小手で丁寧に押さえて、基礎コンクリート工事の完了です
水抜きは、墓誌の前に作ってあります
コンクリート養成のためシートで覆ってあります
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