河渡墓地でのリフォーム工事の続きで、本日完成しました
梅雨に入って天気が悪くなかなか現場に行けないので、天気仕事の大将としては、貴重な晴れの日を逃さずに、雨の日に工場でできる仕事をしてネット晴れの日に備えます
岐阜市河渡墓地でお墓リフォーム工事完成
お墓リフォーム工事の完成までの工程を順番にご覧下さい
工場で納骨穴切削加工とお墓の掃除をしました
建立から、数十年が経過していますので、写真のようにお墓が黒くなっています
これは、水苔が着いてそれが枯れて、の繰り返しでだんだん黒くなってしまった物ですので、手でこすったくらいはなかなか取れません
この汚れを取るためには、苔を取る専用の薬を全体に塗って、先ず苔を柔らかくしてから、高圧洗浄機を使って柔らかくなった苔を洗い流します
洗浄機の圧力を石に合わせて、強めたり弱めたりして洗い流します
今回の石は恵那石で、柔らかく叩き仕上げなので、圧力を少し落して洗浄しますが、棹石は岡崎の石なので、反対に圧力を上げて掃除をします
このあたりの調整は、石の見極めが必要になります
花立てを付け直すために、新しくダイヤモンドコアドリルを使って穴を空けます
これは、工場に持ち帰ったので、できる作業で、現場では出来ませんが工場に持ち帰ることによって、納骨穴切削加工など色々な作業ができます
納骨穴切削加工もコアドリルを使ってしっかり作りました
前置きを作って、それが納骨穴の蓋になります
同じ恵那石を切って、前置きを作りました
それが、納骨穴の蓋になります
このように、前置きをずらすと、簡単に納骨ができるようになりました
恵那石は、お墓リフォームの時にいろいろ使いますので、新しいお墓では使いませんがリフォームの時に使いますので、当社工場に少し在庫として置いてあります
小型クレーンを使ってお墓を組みます
四ツ石は一枚石なので、とても重たく手では簡単には動かせないので、小型クレーンを使って施工しました
クレーンの設置は、面倒なのですが、設置をしっかりすれば、後の仕事はとても安全にできるので、使える現場は出来るだけ小型クレーンを使うようにしています
昔の石屋のように、気合いと根性でやる石屋はまだあると思いますが、当社では安全面と確実性と体のことを大切にして小型クレーンを使うようにしています
納骨室を作ります
基礎コンクリートの時に、マス石を埋めて、一枚石の四ツ石の真ん中をくり抜いて、納骨室にします
外見の見た目以上に、大きめの納骨室が出来ています
今までのお骨を納骨袋にいれて、収めました
今までの骨穴を封印しました
納骨穴切削加工をして、前から納骨出来るようにしましたので、後からの納骨は必要ありませんので、同じ恵那石を使って封印しました
恵那石の表面を凸凹に加工して、出来るだけ違和感の無いようにしてから、封印しました
台石がとても綺麗になっているので、同じお墓とは思えませんが、同じお墓です
免震シリコン+免震接着剤施工で地震対策施工をします
今までは、セメント目地が入れてあっただけですので、地震に対しては無対策でしたが、免震シリコン+免震接着剤施工で地震対策施工をして組み直します
古い墓石なので、凸凹の面ですので、接着剤がしっかり着くように通常よりタップリ塗って、出来るだけ凹んでいないところを狙って塗っています
接着剤は均一に広げるのが一番強いと思いますので、小型クレーンで吊り上げて垂直に石を下ろして、接着剤が均一に広がるようにしています
目地は、マスキングテープを貼って余分なところに着かないように養生して、接着剤で目地を仕上げました
花立てや、ロウソク立てと線香立てプレートタイプは簡単に外して掃除ができます
写真のように、ロウソク立てと線香立てプレートタイプも花立ても上に持ち上げるだけで簡単に外す事ができて、とてもお参りしやすくなりました
玉砂利をひいて、お墓リフォーム工事の完成
法名を追加彫りした墓誌を組んで、玉砂利をひいて、仕上げてお墓リフォーム工事の完了です
安心安全のお墓を丹誠込めて作っています
岐阜市河渡墓地でお墓リフォーム工事内容
- 納骨を簡単にできるようにする納骨穴切削加工
- お墓の苔掃除
- ロウソク立てと線香立てプレートタイプと花立ての付け直し
- 地震対策施工で組み直し
- 墓誌の名入れ文字彫り
- 玉砂利に交換
- ボロボロの四ツ石を一枚石の四ツ石に交換
- 巻石が外れないように補強 ステンレス金具の取り付け
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