お墓の石のトラブル 茶色くなった紀山石
日本の石でも、茶色に錆が出てしまう事があります
原因として考えられるのは、
①もともと茶色に錆びやすい部分が石に含まれていた
この場合は、予測不可能です
ただ、出やすい石を使わないと言う事で回避しています
(当社は基本的には、紀山石を扱いません)
②山から採掘された原石は、表面に出ている部分が茶色に変色している部分が有ります
それを省いて、切ってお墓を作るのですが、その省き方があまいとこのような事がおきます
日本の職人は、長年の経験から、石肌からどれぐらい省くのが良いかをしっかり把握して作っています
しかしその石の癖を、分からない海外での加工では、変色していないからと言って、通常省かなければ、ならない部分まで使って、お墓を作ってしまいます
そうすると、このように数年して白かった部分が変色してしまうのです
これは、石の癖を分かっている日本の職人が作る事で回避できます
出来るだけ、このようなトラブルを避けるため
大将が色んな石を見て、変色・錆・ヒビの出来るだけ少ない石を選択してあつかっています
大将がお勧めする石には、ちゃんと実績があります
反対に、お勧めしない石には、お勧めしない理由があります
あんまり、詳しく書くとおしかりを受けますので、知りたい方は大将に直接問い合わせてください
ちなみに、この墓所の紀山石の9割が茶色に変色していました
これは、石が悪いのか加工が悪いのか、不明ですが
ヒビ割れまで発生している箇所がたくさんあり、このような事は日本の職人が丹精こめて作ったお墓とは考えにくいです
お墓のトラブルを避けるため、誰が採掘して誰が加工して誰が建立しているか?全て分かっている事が大切だと思います
錆取り薬を塗って出来るだけ落としましたが、全部は消えませんでした
これ以上強い薬を使うと石がボロボロになってしまうので、少しずつ薬を何回も分けて塗布して落とします
安心安全のお墓を丹誠込めて作っています
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