石のトラブルで最近出て来たのが、象眼加工です
前字などで、通常は文字を彫るのですが、その部分に黒石をはめ込む加工です
中国加工の業者が、文字が汚れなくて格好良いと言うこことで、5年ほど前から見かけるようになりました
しかしどうでしょう?
石のすきまから、接着剤の成分がしみ出てきています
石は、多少ですが水分を吸ったり吐いたりしています
その時に、接着剤の成分が溶けてしみ出し写真のように、茶色にシミが出て来てしまっています
これは、取れません!
中に埋め込んである黒石も、とても薄い石ではめてあるので、よけいにしみてきます
この先何年かしたら、接着剤が分解され埋めてある象眼石の部分が剥がれてしまう可能性もあります
お墓は、雨風にさらされ夏の暑さや冬の寒さにも耐える素材でないと駄目なのです
お墓の石は、しっかりとした文字彫りが一番です
石の象眼加工はお勧めしません!
余談ですが、この象眼加工がすきな石屋さんの職人さんが
社長が、お客さまからオプションで余分にお金をいただけて、文字彫りもしなくてよいので好きなんやけど、こんなもん売るもんじゃないなーとぼやいていました
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